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人はそれを「グリッチ」と呼んだ。〜Premiereでノイズ表現〜

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お疲れ様です。

6月ですね…

6月といえば、梅雨の季節です。そして祝日がない唯一の一ヶ月です。
書いてるだけでも気が滅入ってきました…

「五月病」という言葉がありますが、これは4月に新生活が始まって、新しい環境などに対するストレスが溜まって発生するものです。
医学的には一応、適応障害の一種であるとされているので立派な精神病とも言えるでしょう。
ただ自分は5月に丸々ひと月撮影に参加してたこともあり、五月病になる暇など1ミリもありませんでした。
そして今、六月という一年で最も気が滅入る季節に入り、溜まってた仕事の消化、ひと月ぶりの通常業務、部屋干しの匂い、カビる食材、出会いと別れ、訪れる最大の危機、全米が涙する衝撃のラスト等々の理由で絶賛「六月病」を発症する私です。
皆様も気が滅入ったら、好きなものを食べて寝ましょう。

そんな六月病も吹き飛ばす「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」が公開されました。
自分は原作は小さい時に読破、アニメもかいつまむ程度に見たことがあって、「超」は未見というにわかドラゴンボーラー(?)なのですが、ピッコロさんが一番好きなキャラクターなので今回の映画は大満足でした。
正直「超」の内容は一切絡んでこないので、見てないお客さんにも優しい安心設計です。
DB初のフルCGアニメだったのですが、本当に全く違和感がなくむしろ今までもこうだったんじゃないかと思うほど自然な映像表現でした。
前作「ブロリー」も大傑作だったので、まだ未見のドラゴンボーラーは是非。

プレミアで「グリッチ」を使ってみたい

レトロブーム真っ只中です。
(自分はまだ鼻も恥じらう20代前半なのでこの波に乗れてるんですが、自分がリアルタイムで体験したものが「レトロ」って紹介し出されたら嫌だなーと思いながら生きてます)
そんな中でVHSで見ているかのような表現、色がぶれて輪郭がボケたりノイズが走ったりする映像をやんわりよく見るようになりました。
具体的にいうと

こんな感じです。

画像集めるところから10分くらいで作ったので画像の精度には目を瞑っていただきたいのです。

こういう「トロン」みたいな背景ってMVとかでよく見ますけど、出典はどこなんですかね…自分はadobe stockで「サイバー レトロ」で検索したら出てきました。
(ちなみに手前の人は「ラッパー」で出しました。)

この画像では上で言ったように色をブレされる表現と、ノイズを足しています。

今回はそんな「グリッチ」の、僕が使ってる方法をご紹介します。

1.トラックマットキーでノイズを追加

まずはプレミアのビデオエフェクトにある「トラックマット」でノイズを追加する方法を”紹介してくださっている人をご紹介”します。
一から紹介すると時間がかかるうえに画像だけで紹介するのも限界があるので外部リンクのyoutubeで詳しいやり方は参照してください。他力本願

見ましたか?見た前提で話しますよ?

最初に載せたレトロサイバーラッパーの画像では、このノイズを載せる下絵(トラックマットを適応するクリップ)に「モノクロ」のエフェクトを追加してます。そうすると、ノイズが走ってる部分だけモノクロになります。VHSのノイズがこれで正しいのかは知りませんが、カッコよければなんでもいいの精神です。
無論、モノクロだけでなく色調をいじったり違うクリップを差し込んだり、いろいろ自由にやってみてもいいかもしれません。こまけえこたぁいいんだよ。

2,RGBカラーバランスをいじって位置をずらす

このラッパーをよくみてみていただくと色がずれてるのがわかります。
これは被写体を光の三原色であるレッド、ブルー、グリーンに分解して、位置をずらしてるだけです。
(いまだにマゼンタ、シアン、イエローの色の三原色とごっちゃになる私です)
この3色が重なっているところだけ元の画像と近い色味になります。

エフェクトコントロールパネルを参照

まずはビデオエフェクトから「color balance(RGB)」を適用。
その色にしたい項目以外を0にします。画像は赤色にしたいクリップだったので、BlueとGreenを0にしています。

次に不透明度はいじらずに、描画モードだけを「スクリーン」にします。

これをあと二つ複製して重ねて、それぞれ「color balance(RGB)」の他の項目を0にして、青と緑のクリップを作ります。

最後に位置を赤と青のクリップの位置を左右に少しだけ、同じ値だけずらして完成です。僕の場合、緑のクリップは位置は元のx=960で動かさず、赤のクリップはx=940、青のクリップはx=980にしています。

ね?わかりづらいでしょ?

まとめ タイムライン

ここまでやると最初のレトロサイバーラッパーの完成です。タイムラインを見るとこうなってます。
複雑〜

完全に余談ですが、この背景に使ったレトロサイバーの画像、動画版もあったのですが、10000円近くかかります。高ぇ〜

いままで紹介した方法さえ使えるようになれば、動きを加えたり、色を変えたり、いろいろ応用が効くのでたくさん遊べます。

遊んでみた

最後はデスゲームの主催者でお別れです。
では〜

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